10.05
化粧品のイメージ撮影の仕方
化粧品のイメージ撮影
撮影のイメージを考える
今回は化粧品の簡単なイメージ撮影の撮影の仕方の解説です。
手近にある撮影用の小物を用意して透明感のある写真を制作します。
以前にご紹介した化粧品の撮影方法(1)での切り抜き画像では正面から撮影して商品の形状や美しさを表現しました。
今回は撮影対象の商品がどのように使われるのかを考え みずみずしさや明るさが伝わるように背景や光線に気を使い小物等を配置して商品を引き立てます。
イメージ撮影に入る前には撮影のイメージの方向性を決めておきます。
今回の撮影に使う商品はヘチマコロンです。ロングセラーの商品でみなさんのご家族で使われている方も多いのではないでしょうか。
それでは撮影イメージを考えましょう。
天気の良い日の朝、お風呂上がりにヘチマコロンを使うというイメージでスタジオのライティングで朝の空気感を感じる画像を撮影をすることにしました。
お風呂上がりですからシチュエーションは浴室または洗面台のタイルの上がいいでしょう。
タイルはホームセンターで買ってきて撮影用にスタジオに常備しているタイルを使用します。
まずは撮影台にタイルを並べます。
本来タイルには目地がありますが単純に並べているだけですのでご勘弁ください。
並べ方は横でも良いですが今回は斜めにしました。
それではヘチマコロンを置いて撮影してみましょう。
トップからと左からライトを入れてみます。
撮影の実際
いかがでしょうか。ビンの色は良く出ていますがちょっと透明感が足りないような気がします。
業界用語で シズル感が足りないとでも言うのでしょうか。
透明な容器の場合中に入っている液体の表情を出したいですね。
ライティングを変えてみましょう。
後ろからライトを入れる
いかがでしょうか。
トップにあったライトを少し後方に移動しました。
ビンの透明感 タイルの反射 が俄然と浮き立ってきましたね。
私は常々思っているのは商品の質感は逆光の使い方だと思っています。
逆から光を上手に入れるとどんな光り物でも質感の表現ができると考えています。
シズル感出ましたか?
先ほども述べましたが透明感や質感を出すのはカメラと反対から光を入れるとうまく表現できることが多いです。
ちょっとした工夫で、商品の表情はかわります。
きれいに撮影出来ましたが、これだけではちょっと寂しいのでもう少し工夫して
水回りのイメージの小物を置いてみましょう。
何にしましょうか?
小物を構成してイメージ撮影する。
タオルにしてみましょう。
事務所に置いてある物でしたので、折皺がついています。
スチームをかけます。
アイロンですとプレスすることになりタオルがつぶれてふんわり感がでなくなってしまいますのでスチームを掛けた方が良いですね。
いかがでしょうか。左側にグリーンを入れてみました。オーソドックスな撮影ですが雰囲気は出たのではないでしょうか。
そうそう、クリームのフタが曲がってました。色の調整と画像処理して完成です。
まとめ
今回は簡単なイメージ撮影でしたが構成次第で様々なイメージを作ること可能です。
先ほども言いましたが商品撮影は正面からの光で色味や形状を表現しますがそこへ逆からの光を加えることによってグッとスパイスが効いてイメージが色っぽくなります。
ぜひチャレンジしてみてください。
私たちの化粧品撮影と料金
私たちは化粧品や商品の撮影を受け付けております。下記料金は大体の目安となります。ご予算などありましたら柔軟にご対応いたします。ぜひお問合せください。
イメージ撮影では並べ方と背景の設定は重要です。無駄な要素を取り除き、化粧品の主役となるような背景を選ぶことで、商品の魅力を最大限アピールします。複数の商品の並べ方(スタイリング)ひとつで商品の魅力は左右されてしまいます。長年のキャリアから商品配置に精通したカメラマンが行います。
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