2021
10.12

透明なプラスティック製品の撮影

商品撮影講座

今日撮影するのはこちらです。

貝印株式会社様のプッシュアップカーラーです。

すっごく売れている商品です。

大きさは縦6cm横4cmほどでとてもコンパクト

赤い透明なプラスティック筐体です。

こういう商品は透明感が大切です。
透明であることと中の構造もわからないといけません。

背景から光を入れて撮影します。

背景からのライティング

それでは後ろからライトを入れてみましょう。乳白のトレペが背景にあります。

背景から光を入れると表情がかなり変わりますね。

スミっぽかった部分にも透明感が出てきました。

商品の厚みの表現

立体感を出してみましょう。

右側面に薄いハイライトを入れました。強いハイライトにするとプラスティックの表面の色がとんでしまうため程々に入れました。

中のカーラーの構造にも立体感が出てきましたね。

白い部分を白く表現

次はトップの白い部分を白くしましょう。

左からのライトで飛騨路から右にかけてのアールを陰影(グラデーション)をつけて表現します。

商品撮影で真っ直ぐ光を当てて綺麗に表現するのも一つの方法ですが 商品の形状に合わせてグラデーションで表現するとより一層立体感が表現できると思います。

いい感じになりました。
色とコントラストを整え、切り抜いて完成です。

まとめ

透明の透けてるものの撮影は基本的に背後からのライティングで表現します。

ウイスキーボトルなどの飲料ペットボトルも同じです。ただプラスティック商品は表面に荒れがあったりバリが出ていたり歪んでいることもあるので商品の選定は慎重にした方が良いです。

使用カメラ PheseOneIQ380 Hasselblad 503

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