2018
09.30

透明な歯ブラシの撮影の仕方(1)

商品撮影講座

商品撮影の仕方
久しぶりのブログ更新です。ちょっと忙しくてなかなか書けませんでした。
今日は歯ブラシの撮影をしたいと思います。
透明ではない歯ブラシならカメラ屋さんで売っている簡易撮影スタジオ機でもある程度なら撮影出来ます。
それでは面白くないので透明な歯ブラシの撮影をしてみましょう。
いくつか買ってきた中から選びます。

このなかから右から2番目を撮影しましょう。選んだ理由は全体が透明で持ち手の所がくぼんでいて表現する面白さがあるからです。
透明な物の撮影は反対側から光を入れて透過光で撮影します。
撮影台はこんな感じです。

サイコロを2つ用意してその間に乳白のアクリル板を渡します。その上には5センチほど浮かせてガラスの板を置きサイコロの間からストロボを入れます。商品はガラスの上です。
ライトを入れてみましょう。

下からのライトだけで撮影しました。透明感は出ていますが全体にスミっぽいです。箔押しのカタカナロゴも黒くつぶれています。

上からライトをいれましょう。まずは左からアトレー越しにライトを入れます。よけいな光を切るため回りを黒ケント紙で覆います。


箔押しのロゴが明るくなりました。白いブラシ部分の質感も若干出てきました。次はカメラ横からアトレー越しにライトを入れましょう。順光の光です。

ライトの位置が少し悪いようです。ロゴが見えづらくなっています。箔押しのロゴの場合ライトを反射させるのがきれいに出すコツですが。完全に反射させると光を受けてしまい質感が出ません。位置を調整してもっともきれいに見える位置を探します。その場合他の部分に反射してしまう可能性も考えながら調整しましょう。

良い感じです。ブラシの部分もきれいに出ています。切り抜いて色調整しましょう。

いかがでしょうか。とってもきれいに表現出来ました。
使用したカメラは 5000万画素のカメラでレンズもあおり機能が付いたレンズを使用しました。
もっとも画素数に関しましては、インターネットに載せるのにはこれほど大きな画像は必要ありませんが、2000×1333の大きさで見る事ができますのでクリックしてみて下さい。





使用カメラ キヤノン5Ds レンズ TSーE135mm

透明な歯ブラシの撮影の仕方(2)

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