2014
02.10

ハッセルブラッドSWC/M

スタジオのこと, カメラ機材のこと

ちょっと専門的な話ですが修理に出していたハッセルブラッドが帰ってきました。SWC/Mと503CWのボディーです。1月22日にお願いしましたので約20日で出来上がりました。SWC/MはCレンズの持病とも言われるシャッター幕の破損です。以前にも同じ症状で入院しており今回も同じところが壊れました。左が壊れたシャッター幕です。見事にちぎれてます。もともとシャッターのある位置が狭くて何かの拍子にレンズかシャッター幕同士干渉してこのようになるのだそうです。幸い写りに影響するような傷はレンズにつきませんでした。グリスの入れ替えも行いましたのでピント シャッター 絞りそれぞれのリングも実にスムーズな動きで完璧に仕上がりました。
503CWボディは巻き上げの引っかかりと内面のパルパスの劣化の修理です。こちらもバックシャッター部分が見違えるようにきれいになりました。
修理代金はSWC/Mが約¥80,000 503CWが約¥40,000でした。今回お願いしたのはカメラテック21さんというハッセル専門の修理屋さんです。今までいろいろな所に修理はお願いしましたが、今回二度目のお願いになりました。
ピントの渋くなっているレンズがいくつかあるので、またお願いしたいと考えています。