09.06
化粧品の撮影方法(1)
私たちのスタジオは化粧品の撮影が本当に多いです。
ほぼ毎日ご依頼いただいています。
今日はどのように私たちがスタジオ撮影をしているかお見せしますね。
化粧品の撮影ってイメージ撮影もありますけど
広告を出す時に、一番商品がわかりやすいカットといえば正面カットです。
必ず必要な写真です。
そう切り抜いて使うカットですね。
ご依頼が多いのもこちらのカット。
ちょうど事務所に以前撮影に使ったクリスチャンディオールの口紅がありましたのでこれを使って撮影をしてみます。
撮影するのは箱の正面と、口紅のキャップ付きとキャップを取ってリップを見せたカットです。
まずは箱から撮影
箱のフラップを閉じた時に少し左右に隙間が出来ます。ここが浮いているととってもかっこわるいので浮かないように両面テープで接着します。
撮影用の商品って出来たばかりや、モック(商品見本)の場合が多く箱もきちっと折れていません。
ちゃんと折ってあげて角をだしてあげるととってもかっこ良くなるのです。
隙間がなくなり、かっこ良くなりました。
きれいになった箱をアクリルの円柱をつけます。
これは商品を立たせる小道具です。
箱はピッカピカ よく化粧品の箱に使われている反射するコート紙です。ご丁寧に下のDiorの部分には銀の箔押しが上のCDの部分も浮き上がっています。
これを正面から撮影すると確実にカメラが反射して黒くなってしまいます。
さぁどうやって撮影しましょうか?
撮影用の台に置いて白い背景で撮影すると思ったでしょ。
違うのです。
そうすると台のまわりが商品に全部映り込んでしまい撮影などできません。
出来ないことはないですけど、見るも無惨な写真になってしまいます。
以前ワンカット¥500の所に頼んだお客さんで出来上がりが良くなく私たちの所に再撮にきました。
その方が見せてくれたのがそんなカットです。
撮影するセットの全体です。
化粧品のように小さなものを撮影するのにもまわりをこれだけ囲います。
私たちはアトレーと呼んでいますが、トレッシングペーパーのようなものです。
この中に撮影商品とカメラが入っています。
三脚の上に先ほど商品を付けたアクリルの小物を付けます。
まずは正面から撮影してみます。
いかがですか。
真っ黒になってしまいました。
カメラです。
黒いカメラが写ってしまって箱のブルーを表現出来ません。
困りました。
この続きは次回のブログです。
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